読書

「今に生きる親鸞」吉本隆明著を読んで

序章 親鸞との出会い 善人が往生をとげるのだから、悪人はなおさらだ、なぜなら自分を善だと思っている人間は、どこか自力を頼みとするおごりの心をもっているが、自分を悪だと自覚している人間はひたすら阿弥陀仏を頼みとする謙虚さをもっているからだとい…

『1973年のピンボール』村上春樹著を読了

昨日、『1973年のピンボール』村上春樹著を読了した。この小説は青春3部作の2作目の小説である。この作品の中に登場するもので「ハロー・メリー・ルー」「ペニー・レイン」の歌や、「ラバーソウル」などのアルバムなど、私にとってはとても懐かしくも…

『シリコンバレーから将棋を観る』梅田望夫著を読んで

第一章 羽生善治と「変わりゆく現代将棋」 この第一章の中に 恐らく私の中にも固定観念が形作られているのでしょう。プロの将棋界は百数十人の世界ですが、いつも対戦する相手は10人程度。同じようなメンバーの中で指し続けているうちに、その中である種の…

「家郷の訓」宮本常一著を読んで

「女中奉公」という話の中に 秋仕奉公はアラシコとも言った。時期は耕作物の対象によってきまっていなかった。すなわち麦刈時分のものは旧四月に、綿耕作のものは旧七月の盆すぎに、稲刈は旧九月にそれぞれ出ていったのである。その中でも稲の秋仕が一番多か…

本日注文した本

eーhonで『1973年のピンボール』村上春樹著と『民間暦』宮本常一著を注文した。宮本常一の著書を選ぶ時にはいつも迷ってしまう。『塩の道』『旅する巨人』『イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を読む』などもすてがったのだが、また次の機会にすること…

『今に生きる親鸞』吉本隆明著を読了

『今に生きる親鸞』吉本隆明著を読了した。親鸞の思想を吉本隆明さんが、現代にあてはめてわかりやすく表現をしている。また、脚注がついていて仏教用語がわからない私でも読むことができた。『最後の親鸞』を読んで消化不良をおこしていた部分がこの著書に…

『シリコンバレーから将棋を観る』梅田望夫を読了

『シリコンバレーから将棋を観る』梅田望夫著を読了した。羽生善治、佐藤康光、深浦康市、渡辺明らのことが書かれており、とても興味深い内容であった。将棋とここに登場した4人の棋士にすごく興味が湧くきっかけとなる著書となると思う。くわしい感想は後…

『遠野物語』柳田国男著を読んで

『遠野物語』の中で「ザシキワラシ」や「日本狼」に「河童」が登場する物語は興味深く読むことができた。「九一」の中で山の神の祟りで男が死んでしまう物語があった。これは男が山に入って「山の神」の邪魔をしてしまったことにより、その男が死んでしまう…

『シリコンバレーから将棋を観る』を注文

将棋ということもあってなかなか購入する気にはなれなかった。将棋はこどもの頃に遊びとしてやったことがあるくらいで、今はぜんぜんやっていないし、将棋のことはよくわららない。 そんななかこの著書を英訳するプロジェクトができ、先日その英訳が完了した…

『家郷の訓』宮本常一著を読了

本日入手した『家郷の訓』宮本常一著を読了。著者は第二次大戦中に執筆をしたそうだが、今に生きる訓えがもりだくさんであると思う。特に子供への躾のについてはとても参考になる。くわしい感想はのちほど書くことにする。

本日入手した本

e-honで注文をした『家郷の訓』宮本常一著と『今に生きる親鸞』吉本隆明著を本日入手した。家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)作者: 宮本常一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/07/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見…

「今に生きる親鸞」吉本隆明著を注文

「最後の親鸞」とこの「今に生きる親鸞」でどちらを買うか迷い、結局そのときは「最後の親鸞」を買ったわけであったが、今日は前回買い損ねた「今に生きる親鸞」をe-honで注文をした。今に生きる親鸞 (講談社プラスアルファ新書)作者: 吉本隆明出版社/メーカ…

「風の歌を聴け」村上春樹著を読了

「風の歌を聴け」村上春樹著を読了した。細かい感想は後日書くことにする。風の歌を聴け (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: 文庫購入: 43人 クリック: 461回この商品を含むブログ (458件) を見る

「家郷の訓」宮本常一著を注文

e-honで「家郷の訓」宮本常一著を注文した。家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)作者: 宮本常一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/07/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見る

「遠野物語」柳田国男著を読了

「遠野物語」柳田国男著を読了した。「ザシキワラシ」「狼」「河童」「川の神」「石神」「天狗」などが登場し、なかなか面白かった。感想は後ほど書くことにする。遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)作者: 柳田国男出版社/メーカー: 角川学芸出版…

宮本常一の著書と宮本常一について書かれた著書

宮本常一さんの著書の中で次に読むものを物色した。手ごろな文庫本の中ら物色をすると、「旅する巨人」文庫本ではないが「イザベラ・ハートの日本奥地紀行を読む」あたりも読んでみたいが、宮本常一さん自身の著書を優先ということで「家郷の訓」あたりを読…

「私小説 −from left to right」がちくま書房より出版

先日のamazonからのメール配信で初めて知ったのだが、「私小説 −from left to right」水村美苗著がちくま書房から出版された。実に喜ばしいことであると思う。私小説―from left to right (ちくま文庫)作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/0…

「最後の親鸞」吉本隆明著を読んで

この著書の中に「和讃」という論稿がある。その中に 親鸞の和讃には、人間の生死の無常を誌的に色揚げするというモチーフはまったくといっいっていいほどあらわれなかった。その根底にあるのは、現世の憂苦も愛憐もそう闘も、すすんで俗にしたがって受け入れ…

今日購入した本

先日注文した「遠野物語」柳田国男著と「風の歌を聴け」村上春樹著を購入した。遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)作者: 柳田国男出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2004/05/26メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 110回この商品を含むブログ…

「ねじまき鳥クロニクル第1部、第2部、第3部」村上春樹著を読んで

「ねじまき鳥クロニクル第1部、第2部、第3部」村上春樹著を読んでの感想と気になったところを書いてみることにする。 「ねじまき鳥クロニクル第1部」 あの人たち儲かってしかたないんだから。東南アジアとか、そういう工賃の安いところでかつらを作らせ…

「最後の親鸞」吉本隆明著を読了

「最後の親鸞」吉本隆明著を読了した。私には少し難解なものであったような感じがするが、共感できる人物であったことは間違いないと思う。細かい感想はいずれまた。最後の親鸞 (ちくま学芸文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/09メデ…

今日注文した本

宮本常一と村上春樹の著書を注文しようとしたが、宮本常一の著書についてはひとつに絞りきれなかった。宮本常一の著書についてはあとでゆっくり考えることにし、「遠野物語」柳田国男著をさきに注文をすることにした。 また、村上春樹の作品もひとつに絞りき…

「ねじまき鳥クロニクル第3部」村上春樹著を読了

「ねじまき鳥クロニクル第3部」村上春樹著を読了した。結末は私が思い描いていたものとは、だいぶ違うものであった。細かい感想はのちほど。ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/09/30メ…

「ねじまき鳥クロニクル第2部」村上春樹著を読了

「ねじまき鳥クロニクル第2部」村上春樹著を読了した。「僕」は妻のクミコに逃げられてしまう。井戸の中での「僕」はとても印象的であった。くわしい感想は第3部を読み終えてからにすることにしようと思う。ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新…

本日入手した本

本日e−honで注文してあった「ねじまき鳥クロニクル第3部」村上春樹著と「最後の親鸞」吉本隆明著を購入した。ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/09/30メディア: 文庫購入: 9人 ク…

「吉本隆明の声と言葉。」編集構成 糸井重里を聴き読んで

「吉本隆明の声と言葉。」のCD(講演)を聴き、bookを読んでの感想を書いてみる。 bookに「平らだと言われて、それは、当たっていて、かつ、いい感じです。」(p22)の中の「吉本さんの自己認識」(p23)というところがある。その中で糸井重…

「民俗学の旅」宮本常一著を読んで

「民俗学の旅」宮本常一著を読んで、心に響いた言葉及び感想を書いてみようと思う。 この著書は宮本常一さんの自伝のようなものであり、宮本さんを知るにはおすすめの著書といえるかもしれない。この著書の中には作者の父や祖父のことや小学校教員時代のこと…

「日本文化の形成」宮本常一著を読んで

梅田望夫さんが最近読んだ本として紹介していた「日本文化の形成」を読んでみて、おもしろかったところを書いてみようと思う。 「2、日本文化に見る海洋的性格」(p43)の中の「1、倭人の源流」(p44)の中に このようにして朝鮮半島を経由して、大…

本日注文した本(2)

「ねじまき鳥クロニクル第1部」村上春樹著も読了し積読の本も1冊になったので、あらたに本をeーhonで注文をしようと思う。「今に生きる親鸞」宮本隆明著と「最後の親鸞」宮本隆明著のどちらを注文するかで迷ったが、本日読んだ「吉本隆明の声と言葉」…

「ねじまき鳥クロニクル第1部」村上春樹著を読了

「ねじまき鳥クロニクル第1部」村上春樹著を読了。ノモハン戦のこと語った間宮中尉の話が印象に残った。感想と気になったところは第3部を読みおえてから書くことにする。ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メー…