2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『海辺のカフカ(上)(下)』村上春樹著を読んで

上巻の第13章の中に 「つまり、簡単に言えば、ありきたりの基準ではものを考えないということだよ」 (p225) というところがある。これは「大島さん」が「カフカ」に言った言葉であり、「佐伯さん」という人物が「ありきたりの基準」でものを考えない…

『ほぼ日刊イトイ新聞ー日本のこども 吉本隆明』を読んで

子どものことは基本的に、 全部親がやることだよ、 というふうに思っています。 だって、ほかの人が 責任を取りようが ないことじゃないですか。 これは2008年4月28日にアップされた「(1)責任を取れるのは、誰?」という記事の一部である。これは…

『海辺のカフカ(下)』村上春樹著を読了

『海辺のカフカ(下)』村上春樹著を読了した。森の奥の世界はどういう世界なのだろうか。とても気になった。いつものことながら読了した後は、なにか不思議な気持ちになる。細かい部分は、後日書こうと思う。

『海辺のカフカ(下)』村上春樹著を読み始める

昨日より『海辺のカフカ(下)』村上春樹著を読み始める。いつも村上さんの作品の下巻は、展開が速く感じる。「ナカタ」と「カフカ」とのからみ具合がどうなるか、とても気になってくる。海辺のカフカ (下) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社…

『ほぼ日刊イトイ新聞ーテレビと落とし穴と未来と。』を読んで

糸井 登場人物の中で いちばん大人っぽいのは、その親父ですね。 吉本 そうなんです。 それでぼくはまた「へぇ」と思いました。 専門というのはちがうものだなと思ってね。 一日貸したから、いくらくれとか、 そういうふうに言ったら、 ただの中小企業ですよ…

『海辺のカフカ(上)』村上春樹著を読了

『海辺のカフカ(上)』村上春樹著を読了した。「ジョニー・ウォーカー」の登場の章で衝撃がおおきく、読む速度がスピードダウンしてしまった。「僕」と「ナカタ」を関連づける雰囲気がしばしば現れてきた。この後の展開がとても楽しみである。 細かい感想と…

『海辺のカフカ(上)』村上春樹著を読み始める

『海辺のカフカ(上)』村上春樹著を読み始める。今のところ物語がたんたんとすすんでいく感じがする。まだ、半分くらしか読んでいないが、この後「カフカ」がどうなるのか、「ナカタ」と「カフカ」がどうからんでくるのか、展開がとても楽しみだ。海辺のカ…

『ノルウェイの森(上)(下)』村上春樹著を読んで

この小説の中に 死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。 (上p54) という一節がある。生と死は別のものではなく生の延長線上にある、と言う風に私は勝ってに解釈をした。私は死というものはこういうものであると思う。けして終わりで…

『ほぼ日刊イトイ新聞ー2008年吉本隆明』を読んで(4)

糸井 アメリカのテレビドラマを見てれば、 だいたい予言できるってことでしょうか。 吉本 あ、それはそうですね。 そう思います。 それは早いですよ。 糸井 小説だと、ちょっとずれちゃいますね。 小説は大衆の共感じゃなくて、 書きたいものを書くから違う…

『ほぼ日刊イトイ新聞ー2008年吉本隆明』を読んで(3)

進歩的な人から保守的な人、全部集めて考えて、今生きてる政治家の中じゃ、舛添さんって人を、政治家らしい政治家ってのはこの人だけだよ、と思ってました。 だけど、同時にどこまでつづくかな、とも思ってました。 つまりあの人は、いわゆる素人ですから、…

『ノルウェイの森(下)』村上春樹著を読了

『ノルウェイの森(下)』村上春樹著を読了した。 やはり、これまでの村上作品とは違うものを感じた。また、特に直子の作品中に出てくる言葉はとても面白く共感するものがとても多かった。ノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講…

『ほぼ日刊イトイ新聞ー2008年吉本隆明』を読んで(2)

糸井 そうすると、小沢さんを大事にしなきゃ、ということになります。 吉本 そうそう。それがよくわかってるから、あのとき、みんなが大事にしたんですよ。押しまくったら分裂するから、一生懸命になって鳩山と菅というのが止めたわけですね。 これは200…

『ほぼ日刊イトイ新聞ー2008年吉本隆明』を読んで

糸井 ということは、自民党が言ってるほど「民主党は政権取れる党じゃない」というのは、間違いですね。 吉本 間違いと思います。自民党と民主党は同じようなもので、むしろ何か新しいことが起こるとすれば、民主党がうまくいったとときにそうなるでしょうし…

『ノルウェイの森(下)』村上春樹著を入手

e-honにて注文をしておいた『ノルウェイの森(下)』村上春樹著を購入した。ノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリック: 230回この商品を含むブログ (550件) を見…

『民間暦』宮本常一著を読んで

民間暦第2部「神を招く木」 神を向かえるためには、神の来り給うための目じるしが示される。いわば神を招く木である。正月の門松はその神を招く木であった。今日ではまったく飾りとなってしまって、松の若木を伐ることは国策に反するとか、あるいは然らずと…