『ほぼ日刊イトイ新聞ー日本のこども 吉本隆明』を読んで

子どものことは基本的に、
全部親がやることだよ、
というふうに思っています。
だって、ほかの人が
責任を取りようが
ないことじゃないですか。

 これは2008年4月28日にアップされた「(1)責任を取れるのは、誰?」という記事の一部である。これは吉本さんが述べた言葉であるが、私も同じように思う。この中で吉本さんが述べているが、とかく学校や社会のせいにする人がおおい。自分の子どもは親がなんでもやってやることが必要であると思う。

「子どものケンカに親が出て」
というのは、つまり、
複雑化するということです。

これは2008年4月日にアップされた「(2)いじめを解決するのは?」という記事の一部である。まったくそのとうりである。親は子どものケンカにでるべきではない。

親だけじゃなく、先生
がでてきたら、
さらに大変ですね。
出てこなければいいんですよ。
出てこなければ、まぁ
片方は癪に障ったままかもしれませんが、
それなりにおさまります。
先生が一度でも出てきたら
おさまりがつかない。
広がっていくだけです。

 これも(2)の記事の中の一部である。先生がでてこないというのは理想であると思うが、これは非常にに難しい問題であると思う。親から先生にいろいろな要望があげられ、おそらく先生も介入せざるをえないから、このようなことが起こるのだから。それにしても子どものケンカには先生は介入してほしくはないものだ。

いつもと同じようにしていて、
でも心の中では
ちゃんとわかってるという状態、
それでいいんです

これは「(3)いじめられた子の親はどうすればいいか?」の中の吉本さんが述べた部分である。いじめられた子の親だけではなく、このことを実行することは難しい。ちょっとなにかあると、親としては口を出したくなるからだ。でもこのようなことが子どもには必要なのかもしれない。

やっぱり
遊びなんじゃないでしょうか。
子どもは、
遊びながらそれをやって、
ひとりでに覚えるわけです。
ですから、遊びでもって、
ひとりでに覚えるというやり方を、
子どもにやらせると
いいんじゃないでしょうか

これは「(10)子どもははどこから学んでる?」の中で吉本さんが述べている一節である。「遊び」とはとても重要なことであると私も思う。
 この「日本の子ども 吉本隆明」は子育てをしている世代、子育てを終わった世代を問わず考えさせられる言葉がたくさん語られている。なにかの時に読み返してみると価値があるものであると私は思う。