「日本語が亡びるとき」水村美苗著を読んで(1)

 梅田望夫さんがブログで紹介した「日本語が亡びるとき水村美苗著を読んだ直後の感想を書いてみる。
 梅田さんのブックマークコメントへの発言、その発言に対する言及など、この本を読み終えた直後はどうでもいいと私は感じた。  「国民の一部がバイリンガルになる」という水村さんの提案、そしてその一部のバイリンガルが日本語、日本文学を護って英語で全世界に日本文学の良さを主張していくということ、世界と議論できること、これはこれからの日本が目指す方向であると思う。日本近代の小説は水村さんが主張するとおり、私も世界に誇れる文学であると思うし、これからもこういう日本文学が世界の中で誇れるものとして続いてもらいたい。日本語は亡びてほしくないのだ。そういう危機感を持つ意味でも、この著書はぜひ多くの人に読んでもらいたいと思う。また、きっと水村さんも梅田さんもそう考えていると私は思う。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で