『ほぼ日刊イトイ新聞ー吉本隆明のふたつの目』を読んで

えらい人が埋葬されるときに
生き埋めになっている人がいた時代に
自分を置いて、
その場にいたらどう思うかということと、
それから今の場所から、
「ひどく野蛮なことをやっていたものだ」
ということの両方が
ちゃんと見えるということが必要なのです

昔の時代に自分を置いてその場にいたらどう思うか、ということを考えるということはとても難しいことであると私は思う。なぜなら、その時代に自分がいたと仮定して見ると、なんの疑問も持たずにいそうであるからだ。
今の場所から見るということだけではなく、その場所にいたらどう思うかということをできるだけ考えるようにしたいと思う。