『FCバルセロナ』西部謙司著を読んで

「われわれのやり方で、ボールを70パーセント程度支配できれば、試合の80パーセントには勝つことができる」
88年にバルセロナの監督に就任したクライフの右腕として、”ドリームチーム”を支えたカルレス・レシャック(当時のコーチ)は、勝利のシナリオについてそう語っています。 (p65)

この著書を読んで2012-2013シーズンの試合を観戦したが、確かにそう感じられました。

バルセロナの守備の最大の特徴は、ボールを奪回する速さです。相手からボールを奪い取るのが非常に早いのです。 (p69)

実際試合をみるとそうだ。

レシャックの言うう「われわれのやり方」とは、まず敵陣でプレーすることです。いくら70パーセント保持していても、それが自陣でのポールポゼッションばかりでは効果的ではありません。ハーフラインを越えて、敵陣でのプレー時間を多くすることが重要なポイントとになります。  (p69)

2012-2013シーズンが圧倒的な強さでリーグ制覇をしたので、特にこう感じられた。

非常ににわかサッカーファンでも理解できる内容であった。また、私がスペインリーグの動向が非常に関心が高まることになったと思う。

FCバルセロナ (ちくま新書)

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